今回は“人との出会い”について書き示したいと思います。
ただしこの章では私が施術者として患者様を受け入れる際の、人との出会いに限らせていただきます。
皆様が当院を訪れるには次のような場合が想定できます。
いずれにせよ、最初の私の対応が大切になります。
私が初めての所に電話をかけた場合、相手様の第一声が如何なる言葉で対応していただけるかによって、そのお店、会社の状況がある程度、判断が出来てしまえるように思います。
電話はお互いが相手の声だけでの判断に寄り、どれだけの意思の疎通ができるかであります。その時のお互いの気持ちの在り方!相手が同性か異性か!全くの認識のない者同士が言葉だけで意思疎通を図る大切な出会いであります。
電話での会話は本当に難しいものだと思います。私自身が勉強していかなければならない一つの課題でもあります!
私の第一声により、相手様との最初の声での出会いが始まります。通話時間が短くても長くても、私の心をいかに心地よく伝えるかによって、本当の出会いの糸口となります。丁重に応対しすぎて相手様に重たく感じられてもいけません。また単調な対応も相手様に冷たく感じられる場合もあるかもわかりません。
話術は全ての場面において、人としての基本となりえる大切なものと言えるでしょう。
いずれの場合にせよ、このような方々は何を求めて来院されるかと言えば、今この時をいかに満足できるかであって、次への訪れを求めているわけではありません。
当院は自由診療にて保険適応が出来ません。したがって最初は15分のクイックマッサージを希望する人が主になります。また初めての方の場合は私自身も手探り状態ですから、低料金での15分間の“お試しコース”を進めます。そしてこの15分間が患者様と私との交りを作る大切な時間でもあります。
私が機械的に施術すれば患者様に残る物は某治療院での単なる一時でしかありません。話術、技術を巧みに併用して「もう少し施術を受けたい」「また来てみたい」と言った気持ちを導かなければなりません。
この場合は次の二通りが想定できます。
いずれにせよ紹介者は当院の愛好者であり、私にとっては紹介者に恥をかかせる事は出来ないわけであります。来院される方も、当院への信頼感を持ち施術を受ける方々であって、時間の長い“ゆったりコース”での施術を受ける方が多くなります。私の立場としてはフルコースでの料理を作り、心からのもてなしの気持ちで迎え入れるわけであります。失敗は許されません。
60~80分間を通して満足していただければ、紹介者を含めての三者の関係が築かれることになります。
以上のように様々な形での出会いでありますが、最初が大切です。私としては皆様に心地よい出会いを提供できるように最善を尽くす事により、結果として私自身が満足度を得られるわけで、それが次の出会いにつながっていけば最高ではないでしょうか?
今日と言う日が二度ないように、二人として同じ出会いはありません。私にとってその日、その時が真剣勝負です。相手様をしっかりと受け止め、もてなす事をいつも基本として行きたいと思います。